7月16日(現地時間)、アメリカロサンゼルスにて第67回エミー賞のノミネートが発表され、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が最多24ノミネートを果たしたことが明らかとなった。テレビ界のアカデミー賞とも言われ、全世界の放送業界において最も権威と歴史あるアワード、エミー賞。1948年に設立され、1949年の第1回授賞式以来、今年で67回目を迎える。そしてこのたび、先日『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のプロモーションで初来日を果たしたエミリア・クラークも出演する、世界中で大ヒットを記録したアクション・スペクタクルドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が「アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場」(19ノミネート)、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「MADMEN マッドメン」(各11ノミネート)などを上回り、最多24ノミネートを獲得した。また一際注目が集まるのが2008年から2011年の4年連続で作品賞を受賞した「MADMEN マッドメン」。今年、遂に最終シーズンを迎えただけに、作品賞の受賞、さらにはこれまで7回主演男優賞にノミネートされながら、一度も受賞を果たしていない主演のジョン・ハムが主演男優賞を獲得し、有終の美を飾れるかにも注目だ。さらに90年代以降「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」など、数々の名作を生み出してきたケーブルテレビ局HBOの作品が、昨年の99を上回る最多126ノミネートを獲得。近年、オリジナル作品も積極的に制作するNETFLIX(34ノミネート)、Amazon(12ノミネート)などの新プラットフォームを押さえ、過去に多数のエミー賞受賞実績を持つケーブル局が圧倒的な強さを見せつけた。今年も激戦が予想されるエミー賞。授賞式の模様は、9月21日(月・祝)にAXNにて日本独占生中継される。主なノミネートは以下の通り。ドラマ・シリーズ部門 作品賞「Better Call Saul(原題)」「ダウントン・アビー」「ゲーム・オブ・スローンズ」「HOMELAND/ホームランド」「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「MAD MEN マッドメン」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち」ドラマ・シリーズ部門 主演男優賞ボブ・オデンカーク(Better Call Saul/原題)カイル・チャンドラー(Bloodline/原題)ケヴィン・スペイシー(ハウス・オブ・カード 野望の階段)ジョン・ハム(MAD MEN マッドメン)ジェフ・ダニエルズ(The Newsroom/原題)リーヴ・シュレイバー(レイ・ドノヴァンザ・フィクサー)ドラマ・シリーズ部門 主演女優賞タラジ・P・ヘンソン(Empire 成功の代償)クレア・デインズ(HOMELAND/ホームランド)ロビン・ライト(ハウス・オブ・カード 野望の階段)ヴィオラ・デイヴィス(殺人を無罪にする方法)エリザベス・モス(MAD MEN マッドメン)タチアナ・マズラニー(オーファン・ブラック 暴走遺伝子)「生中継!第67回エミー賞授賞式」は9月21日(月・祝)8時55分よりAXNにて放送。