日本の“フラ(ダンス)”ブームに火をつけた松雪泰子・主演の映画『フラガール』('06)。この物語で描かれた、福島県いわき市湯本の大型レジャー施設・常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)で設立されたフラガールチームを始め、一般のフラ教室などの取材を通してフラの魅力を探るドキュメンタリー映画『Aloha mai ka Hula(仮題)』が制作中であることが明らかとなった。スパリゾートハワイアンズ創業50周年の記念すべき年となる、今年。日本のフラ人口は現在100万人とも言われ、なおも増加中。そのフラ人口の大半を占めるのは、30代~60代の女性たち。女性たちにとって、フラは仕事や子育てなどの日常から解放される貴重な時間なのだ。そんな人々を笑顔にさせるフラの魅力を探ってみたいという思いから、この企画はスタートしている。最初に、スパリゾートハワイアンズのフランダンスチームに密着取材したという本作の撮影部隊。総勢38名のダンサーたちの中には、映画『フラガール』を観てフラに憧れてダンサーになった者もいるそうだ。そんな彼女たちが、観客や3.11の大震災からの復興を応援してくれた人々への“感謝”を持って踊る新演目「BIG MAHALO!!(意味:大きな感謝)」のお披露目までの一部始終を追いながら、スパリゾートハワイアンズから引退していった元フラガールたちの人生も追いかけ、プロから引退してもなおフラに関わり続ける彼女たちの想いに迫っていく。これから各地の一般のフラ教室の取材が始まり、編集作業もすでにスタートし、完成は5月予定しているとのこと。映画に広がりを持たせるため、現在、サイバーエージェントがサービスを手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」で制作に必要な資金を募るためのプロジェクトを実施中だ。■Makuakeプロジェクトページhttps://www.makuake.com/project/aloha-mai-ka-hula/