北欧発の新作&旧作映画を取り上げる「ノーザンライツフェスティバル2015」が、今年も渋谷・ユーロスペース&アップリンクにて開催されることが決定。第5回を迎える今回は、世界中に多大な影響を与える北欧ミステリを特集し、昨年、日本でもロングラン・ヒットとなった『シンプル・シモン』を音声・字幕ガイド付きの日本語吹き替え版で上映することが分かった。傑出した才能が次々と現れ、日本でも話題を呼んでいる北欧映画。今回は、『シンプル・シモン』の大ヒットも記憶に新しいスウェーデンの若き才能アンドレアス・エーマン監督と、『ニンフォマニアック』のラース・フォン・トリアー監督の甥にあたる、ノルウェーの俊英ヨアキム・トリアー監督にフォーカス。エーマン監督の『シンプル・シモン』を音声・字幕ガイド付き日本語吹き替え版上映するほか、『リメイク』『ビッチハグ』とこれまでの作品を日本初紹介。ノルウェーアカデミー(アマンダ)賞を席巻したトリアー監督の『リプライズ』(ジャパンプレミア)、『オスロ、8月31日』も上映される。また、デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』の原作となった「ミレニアム」シリーズ、スウェーデンを代表するミステリ小説「マルティン・ベック」シリーズなど、いま世界中で大人気となっている北欧ミステリを一挙特集。現代北欧ミステリ界の隆盛を支えた「マルティン・ベック」の誕生50年にあたる今年は、シリーズ代表作『刑事マルティン・ベック』ほか、「ミレニアム」を超える大人気刑事シリーズの『エリカ&パトリックの事件簿 説教師』、アイスランドの世界的ベストセラー「エーデンデュル警部」シリーズを完全映画化した『湿地』が紹介される。さらに、劇場未公開作品の中から、ジャパンプレミアとなるラース・フォン・トリアー初のコメディ作品『ボス・オブ・イット・オル』、パペットのムーミンが登場する『劇場版 ムーミン谷の彗星』、ノルウェーの国民的アニメ『ピンチクリフのクリスマス』ほか、NHKでも放映されたスウェーデンの作家セルマ・ラーゲルレーヴ原作のアニメ『劇場版 ニルスのふしぎな旅』が劇場初公開されることにも注目。それぞれ個性豊か、選りすぐりの北欧映画17本。その世界を東京・渋谷で満喫してみて。「ノーザンライツフェスティバル2015」は1月31日(土)~2月13日(金)までユーロスペース/アップリンクにて開催。