2014年に国内で公開された優れた映画、映画人を顕彰する第38回日本アカデミー賞の優秀賞の受賞者、受賞作品が1月14日に発表された。このうち優秀アニメーション作品賞には、5作品が選ばれた。 『思い出のマーニー』『ジョバンニの島』『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』『STAND BY ME ドラえもん』である。いずれも2014年の話題作だ。
『思い出のマーニー』はスタジオジブリの最新作で、第34回で『借りぐらしのアリエッティ』にて最優秀賞に輝いた米林宏昌氏が監督を務める。第30回から始まったアニメーション作品賞は、過去8回のうち4回までスタジオジブリ作品が最優秀賞を受賞しているだけに注目度も高い。 西久保瑞穂監督の『ジョバンニの島』は、日本音楽事業者協会創立50周年記念作品。すでに各国の映画祭で多くの賞に輝いている。 『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』は、人気アニメシリーズの劇場版第18作だ。シリーズはこれまでに7回優秀賞に輝き、前回は『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』と毎回、日本アカデミー賞に姿を見せる。
『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』は、ブッダの生涯を描く3部作の第2弾だ。第1部の『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』に続く、優秀賞受賞である。 そして『STAND BY ME ドラえもん』は、2014年の邦画最大ヒット作。長年お馴染みの『ドラえもん』をフルCGで表現した話題作だ。