先日行われた本年度ゴールデン・グローブ賞にて「助演男優賞」を受賞したJ・K・シモンズが、ジャズ・ドラマーのスパルタ鬼教師に、『ダイバージェント』の若手俳優マイルズ・テラーがその生徒に扮し、賞レースを席巻中の『Whiplash』(原題)が、邦題『セッション』として4月17日(金)より日本公開されることが決定した。世界的ジャズ・ドラマーを目指し、名門音楽学校に入学したニーマン(マイルズ・テラー)を待っていたのは、伝説といわれる鬼教師のフレッチャー(J・K・シモンズ)。彼はニーマンに対し、常人には理解できないレベルの完璧さを求め、容赦ない罵声を浴びせ続ける。やがて、熱を帯びたレッスンは狂気をはらみ、加速の一途をたどる――。本年度ゴールデン・グローブ賞のみならず、サンダンス映画祭「グランプリ」&「観客賞」を受賞するなど、各国で絶賛を集めている本作。その圧倒的オリジナリティの作品世界と、狂気のレッスンの果てに待ち受ける痛快なまでのラスト9分は圧巻。その狂気と情熱のせめぎ合いは、「『ブラック・スワン』に匹敵する傑作!」と評するメディアもあるほど。ドラムにのめりこんでいく学生を演じ、見る者を圧倒させる演技とドラム演奏を見せるのは、『ファンタスティック・フォー』のリブート版で主演を務める注目の若手マイルズ・テラー。そして、狂気に満ちた怪演で各映画賞の「助演男優賞」をことごとく受賞しているのが、J・K・シモンズだ。TVドラマ「OZ/オズ」「LAW&ORDER」シリーズや、『スパイダーマン』シリーズの編集長、『JUNO/ジュノ』の父親役など名脇役として活躍してきた大ベテランが、本作でキャリア最高の演技を見せている。わずか29歳にして誰も見たことのない衝撃作を作り上げたデイミアン・チャゼル監督は、イライジャ・ウッド主演《シネマカフェ編集部》