ジョン・リー・ハンコックが世界で最も有名なファーストフード企業「マクドナルド」の創業者の成功までの道のりを描いた『The Founder』(原題)の監督候補として交渉を進めているという。ロバート・シーゲルによって書かれたその脚本は、1950年代に南カリフォルニアでマック&ディック・マクドナルド兄弟が営んでいたハンバーガー会社のビジネスモデルに秘められた大きな可能性にいち早く気づいたイリノイ州出身のセールスマン、レイ・クロックが成功を築き上げていった軌跡を追う実話に基づいたストーリーとなっている。結果的にレイは2人の経営するハンバーガー会社に身を置き、世界で最も有名なブランドへとこの会社を成長させるのだ。「The Hollywood Reporter」によると同作はフェイスブック立ち上げの物語を描いた『ソーシャル・ネットワーク』や『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のようなストーリーになるという。トム・ハンクス、エマ・トンプソンらが出演し、ハンコック監督がメガホンを取った2013年作『ウォルト・ディズニーの約束』も、どのようにしてウォルト・ディズニーが小説家パメラ・トラバーズを説得して『メアリー・ポピンズ』の映画制作にこぎつけたかという裏話が描かれていた。さらにハンコック監督は主演サンドラ・ブロックがアカデミー賞に輝いた『しあわせの隠れ場所』では脚本と監督を同時に手がけた経験もある。まだ監督の決定が正式に発表されていない段階だが、レイ役にはトム・ハンクス、マイケル・キートンらが候補としてあがっているようだ。(C) BANG Media International