東京国際映画祭が絶賛開幕中ですね。実は映画祭に先駆けてTIFFCOMと言われるマーケットが行われていました。マーケットというのは、いわゆる映画の売買が行われるところで海外から映画の買付けにくるバイヤーと映画を売るセラーとの商談の場です。僕はTIFFCOMに先駆けて釜山のASIAN FILM MARKETが初マーケットだったのですが連日30分単位で次から次へとミーティングが組まれとてもexcitingな体験でした。今までいた宣伝部でも映画を「売る」ということはしていましたがそれはやはりマスが相手だったので、例えば自分でポスターを作ってもそれがどのくらい映画の売上げに貢献したかというのは見えづらかったのですが今の国際部ではそれがもろに値段というとても生々しい形で見えるので、何というか商売をしているなという実感が沸いています。もっと言ってしまえば「稼いでいる」という感覚ですね。「売る」から「稼いでいる」。これはサラリーマンとしては、なかなか大きな転換だと思っています。もう既にマーケットは終わっていて、今はその商談内容を経てより具体的な交渉に入っているところです。映画祭の裏では、実はこんな映画のやりとりも行われているんです。僕も今年まで知りませんでした。笑【2014.10.29】