「マダム・タッソー東京」にこのたび、ビートたけしの等身大フィギュアが展示されることとなり、10月15日(水)、たけしさんも出席してお披露目式が開催された。コメディアン、そして映画監督など多彩な活動による芸能・芸術分野での功績が認められる形で今回、フィギュアが制作されることになり、6か月の制作期間と2,000万円が費やされた。「まさか自分が(等身大フィギュアに)なるとは思ってなかった」というたけしさん。最初に話が来たときは「嬉しいの半分、ただ(制作のために)どう考えてもコマネチの姿で何時間も立ってないといけないんだろうなと思った」とふり返る。たけしさんの予想通り、お披露目されたフィギュアのポーズはコマネチ! たけしさんは計測のためにこのポーズで7時間を過ごしたとのこと。「名誉なことだけど、死んでもコマネチの格好でオレがいるというのは、恥ずかしい歴史を残す可能性もあるなと…」と笑う。「3・2・1」のカウントダウンでお披露目となったフィギュアを見て、たけしさんは「イヤな野郎だな…。道で会ったらイヤだな」。「女だったら絶対に付き合わない! 死んでもイヤ。射的場で出てきたらバンバン撃たれそう」などと自分の姿に罵詈雑言を浴びせつつ、「よく作ったな、と笑うしかない。まあ名誉なことだしありがたい」と喜びも口にしていた。この喜びを誰か一人に伝えるなら? という質問には「いろいろモメそうなので一人を選ぶのはやめといた方がいい」と苦笑い。「おフクロとか父ちゃんとか言いたいところだけど、2人ともくたばったし…。芸人として出発した浅草の、売れてない時代のみなさんには感謝したい。ここまでのぼりつめたと」といつもの毒舌を交えつつも、感謝を口にしていた。