今回ご紹介させていただくのは『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』。今、世界中が公私ともに注目しているクロエ・グレース・モレッツがヒロインを務めるベストセラー小説の映画。高校3年生のミア(モレッツ)は幼い時からチェロに夢中で伴奏者の卵であり、どちらかというと周りの高校生よりも真面目なタイプ。 そんな彼女が学校のアイドル的存在のアダムと恋に落ちる。二人は純粋に深い愛情を育てていく。 しかし劇的人生が変わってしまう交通事故に家族と共に合ってしまう…。学生から社会人になる時期の恋愛は特に波乱が付きもの。お互いに夢があり環境も変わってしまったり…そんな中、ミアとアダムは一生懸命、恋愛をする姿がとっても愛らしいです。ミアのチェロのクラシックとアダムロックな歌声の融合は本当に美しく、誰もが聞き入ってしまうと思います。カップルはそれぞれの違いを愛し、埋め合うかのように寄り添うものだと思う瞬間でした。すれ違い、誤解、タイミングが合わなかったりする中で必死に歩み寄っていく…夢や希望、自分自身を愛すことが何よりも大切ではあるけれど、ラストシーンで本当に感じたのは愛する人が傍にいることが、やっぱり、やっぱり心の平和であり、人生なのではないでしょうか!生死を彷徨うヒロインから生きることの強さ、人を愛することの底知れぬパワーを教えられた気がします。本当の意味で、この作品の深いメッセージが胸に刻まれるのは人生の選択を迫られたときなのかもしれません。『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』 10月11日からロードショーです。
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