12日(現地時間)にオーストラリアのシドニーで公演中、車椅子の観客に「立て」と要求したと報じられたカニエ・ウエスト。妻のキム・カーダシアン・ウエストがSNSで夫をかばう書き込みをした。騒動が起きたのは、シドニーのカンタス・クレジット・ユニオン・アリーナ。カニエは「Good Life」の演奏を途中で止めると、「これじゃ歌えない。全員が立ち上がらないと、このショウは始められない。障がい者手帳を持ってたり、駐車場で特別なスペースに車を停められるヤツじゃない限りな」と言った。カニエは会場をくまなく見回し、立ち上がらない観客を2人見つけると、にらみつけ、1~2分経過しても立ち上がらない彼らについて「まだ2人立ってない」と言い放った。会場からもブーイングが起き、1人は義足を掲げて立てないことをアピールしたが、それもできずにいたもう1人のことはスタッフに確かめに行かせ、その人物が車椅子を使用しているのを確認したうえでショウを再開した。だが、謝罪の言葉はなかった。この一部始終は、会場にいた観客たちがツイートしたことから一気に広まり、アメリカではTVニュースでも報じられる騒ぎとなり、カニエの言動に非難の嵐が巻き起こった。これを受けて、夫のツアーに同行していたキムはインスタグラムのアカウントで「オーストラリア・ツアーはすごいわ! こんな素晴らしいことが、メディアのうそによって水を差されるのはフラストレーションを感じる」とコメント。「カニエは車椅子姿の人に『立て』なんて言わなかった。観客が撮ったビデオを見れば、分かることよ。彼はみんなに立ち上がって踊るように言ったわ。ただし、車椅子を使っていないなら、とね」と夫を擁護した。
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