リチャード・アッテンボローが90歳で逝去した。8月24日(現地時間)昼、ベテラン俳優でもあり映画監督でもあったリチャードが死亡したと、息子マイケルが「BBC」に明かした。『ブライトン・ロック』『大脱走』『ジュラシック・パーク』などに俳優として出演したことで知られるリチャードは、1983年アカデミー賞作品賞と監督賞を受賞した『ガンジー』の監督としても有名だった。脳卒中に襲われ2008年に自宅階段から転落した後から、リチャードは体調が悪化していたという。リチャードの弟・デイビッドはリチャードが脳卒中の後、車椅子生活を余儀なくされており、会話はできるもののこれ以上映画作品を作ることはできないと2011年に明かしていた。2012年後半からは、1945年に結婚した妻シーラ・シムが老人性認知症と診断された後、ロンドンにある老人ホームへと入所しており、2013年3月にはリチャードの状態も悪化したために、リチャードも同じ老人ホームへ入っていた。リチャードとシーラの間にはジェーン、マイケル、シャーロットの3人の子どもがいたが、ジェーンとその娘ルーシーは2004年のスマトラ沖大震災による津波で亡くしている。(C) BANG Media International