ダコタ・ファニングがフィリップ・ロスの小説「アメリカン・パストラル」の映画化作品に出演するようだ。ユアン・マクレガー、ジェニファー・コネリーらが参加するこの期待の新作のキャスティングにダコタの名前が加わった。いまのいままで、ハリウッドの恩恵を受けることなかった文学の巨匠の1人であるロスだったが、ついにオーストラリア人のフィリップ・ノイス監督によってその事実が変えられることになりそうだ。ベトナム戦争時を舞台に繰り広げられる同作は、高校時代には素晴らしい成績を収めるほどのアスリートであった過去を持ち、学校一のビューティー・クイーン(ジェニファー)と結婚して父から譲り受けた稼業を営むシーモア・'スウェード'・レヴォフ(ユアン)を中心にストーリーが展開する。順風満帆な生活を送るシーモアだったが、ダコタ扮する娘のメリーが反体制文化活動に参加しテロを起こすことで人生が変わり始める。来年3月、ピッツバーグにて同作の製作はスタートするとのことで、それまでの期間ダコタはエマ・トンプソン脚本作『Effie Gray』(原題)、エロール・フリンの伝記映画『The Last of Robin Hood』(原題)の撮影で忙しい日々が続きそうだ。(C) BANG Media International