デビッド・ベッカムによるメジャーリーグサッカーのチームをマイアミに創設する計画が、スタジアムの適切な建設地を見つけられていないことで暗礁に乗り上げている。20年間に渡る選手としての活躍を経て昨年に引退したベッカムは、フロリダに自身のチームを創設することを希望しているものの、メジャーリーグサッカー(MLS)のコミッショナーを務めるドン・ガーバー氏はスタジアムが確保されない限りは、チームとして承認されないと忠告している。ガーバー氏は「ESPN」に「マイアミは我々にとっても最優先事項であることは変わりません。しかし、我々は過去の困難も心に留めており、適切なオーナーとスタジアムの場所が必要なのです。デビッドは更なるパートナー達と話を進めており、もしそれが証人されれば、素晴らしいMLSのオーナーとなることでしょう。デビッドとパートナー達は、正しい利用法を持ち、成功をもたらすのに必要な存在感がある建設地を確保することがまだ出来ていないのです」と語った。また、ガーバー氏はダウンタウンの一角でない限り、ベッカムの設立許可に向けた取り組みが却下されると続けている。「我々はマイアミのダウンタウンのロケーションに焦点を置いていますので、スタジアムのダウンタウンの立地が確保されない限り、マイアミに拡大することはありません」。ベッカムはこれまでに、マイアミのビスケイン・ブルバードにあるバスケットボールチームのマイアミ・ヒートのホーム地、アメリカン・エアラインズ・アリーナの近くに立地を検討していたものの、マイアミ市から建設案を却下されていた。(C) BANG Media International