俳優の山田孝之が5月9日、東京・有楽町のよみうりホールで行われた主演最新作『闇金ウシジマくん Part2』の試写会に出席。共演のやべきょうすけ、山口雅俊監督と共に舞台挨拶に立った。累計750万部を突破する真鍋昌平の人気コミックを実写化した『闇金ウシジマくん』の劇場版第2弾。まともな金融機関に見放された債務者たちに、法外な金利で金を貸し付ける闇金業者「カウカウファイナンス」の社長・丑嶋馨(ウシジマカオル)が、ヤンキー、ホスト、情報屋らと“八つ巴”のサバイバル・バトルを繰り広げる姿を描く。2010年放送の深夜ドラマから映画と、すっかりウシジマ役が定着した山田さん。「衣装を着て、メイクして、ピアスつけて、ネックレスつけて。そうやってどんどん高めて、メガネかけてよし!」と役になりきり、「ウシジマはシンプル。どんな人といてもどんな状況にいても、言うことや行動が変わらない」とブレることなく演じ切った。そんなウシジマの同級生・柄崎役のやべさんは、「41歳なので若ぶらないといけない(笑)」と冗談を飛ばしながら、「人が生きていく中でお金ってどうしても必要なもの。金によって人が変わるのか、人がお金の価値を変えていくのか。そういった大きなテーマがある」と真剣に語った。“闇金”というダークなものを題材にした本作だが、撮影現場は終始和やかなムードだった模様。やべさんは、山田さんを「すげーマメ(笑)。飯を食いに行こうとなると、ちゃんとお店を調べたり、予約の時間をとってくれたり」とウシジマ役からは想像もつかない誠実ぶりを明かした。すると山田さんは、「やべさんのチャーミングなところは飲みの場などでは見てるけど、とても公の場では言えないようなこと…」と含み笑いで“応戦”し、焦ったやべさんは「飲み会の話だけはしてくれるな!」と冷や汗で、会場は笑いに包まれた。最後に山田さんは、「欲に溺れる人々を疾走感たっぷりに描いた映画。フィクションだけど、『アイアンマン』に比べればリアルなこと(笑)。イヤなところもしっかり見て、持ち帰って、色々なことを感じてもらえるとうれしい」と客席に語りかけた。『闇金ウシジマくん Part2』は5月16日(金)から全国で公開。