第6回目を迎える「沖縄国際映画祭」が3月20日(木)に開幕。映画祭会場の一つである桜坂劇場にて宮藤官九郎・監督作『中学生円山』の特集上映が行われ、宮藤監督を始め、有村昆、バッファロー吾郎、桂三度、ケンドーコバヤシが登壇し、それぞれに中学生のときに経験した“妄想”について熱く語った。那覇市にある桜坂会場は映画祭期間中、“桜坂映画大学”と題して特別講師を招き、生オーディオコメンタリー上映や舞台挨拶で映画の新たな楽しみ方を提供している。今回、青春科の特別講師として招かれた宮藤監督。この日は講師に何でも聞けるということで、ぶっちゃけたトークが炸裂! 映画の中でキャストやスタッフで「なんやねん、こいつ!」みたいに思うことあるんですか? という問いに、「(中学生役の)平岡くんは僕に厳しくされすぎて、なんかもう嫌いになったみたいですよ」と撮影時をふり返る。「たとえば『どういうつもりで演じているんだ』とか『今日の台本の台詞はどういうつもりで言ってるの?』とか自分なりに答えくれるんだけど、『全然違う!』って言ってから『ハイ、本番です!』って説明しないでやってみたり」「中学生だと思ってすごい厳しくしちゃった(笑)」と宮藤監督が明かすと、ケンコバさんは「僕だったら次の日から絶対来れない…」と呟き会場を沸かせた。そのあと、平岡くんとは仲直りをしたようで「『彼女いるの?』と聞いてフォローしました(苦笑)」と監督と俳優の絶妙な関係を明かした。また本作はちょっぴりエッチでバカバカしい妄想で頭がいっぱいの中学生男子が“自主トレ”に励み、妄想へとトリップする様子が描かれている。登壇したゲストたちは、それぞれに中学生時代の“自主トレ”をふり返ったが、バッファロー吾郎・木村さんは「キスまで届きましたよ!」と語り、「触れたときは視界が光りました(笑)」と青春科ならではのきわどいトークを繰り広げていた。