当時、激太りを報じられていたレディー・ガガが、自身のウェブサイト「littlemonsters.com」でフルヌード写真を公開し、15歳のころから過食症と拒食症に苦しんできたことを告白したのが2012年。その際、「どんな体型も恥じていない」「メディアが“痩せている=美”とプロモートしすぎるのは問題」と語っていた。一方、日本では2013年、ぶんか社より初の“ぽっちゃり女子”限定ファッション誌「la farfa(ラ・ファーファ)」が創刊。映画『R100』にも出演した渡辺直美を始め、“ぽっちゃり”モデルたちが誌面に登場。それを受けてか、雑誌「Can Cam」でも“ぽっちゃり女子”を“ぷに子”と命名し、“ぷに子”限定の全国オーディションを開催した。また、123分の本編中、着衣時間わずか18分という“ハダカ”な映画として話題沸騰中、主演の池松亮佑に「女性陣の体(笑)」が見どころと語られた映画『愛の渦』には、門脇麦、三津谷葉子、中村映里子らと共に“ぽっちゃり”女優・信江勇の姿も。もしやいま、時代は“ぽっちゃり女子”を求めているのか…!?そんな中、昨日22日(土)より公開となった『パラダイス:愛』『パラダイス:神』『パラダイス:希望』と題された「パラダイス3部作」の主人公たちも、みな“ぽっちゃり女子”だ。特に、夏休みに青少年向けのダイエットキャンプに参加した13歳の少女・メラニーが主人公の『パラダイス:希望』では、まるで軍隊のような合宿生活で、運動と栄養学のカウンセリングが繰り返される。そのなかでメラニーは、初日から隠れてチョコバーを頬張り、仲間と枕投げをし、初めて煙草を吸い、そして父親ほど年の離れたキャンプの医師に初めての恋をする。ダイエットそっちのけで、医師に猛アタックするメラニーだったが…。そして、そんなメラニーの母・テレサを主人公にした『パラダイス:愛』ではケニアの美しいリゾートを舞台に現地青年との“セックス観光”が描かれ、『パラダイス:神』ではテレサの姉アンナ・マリアが過激なほどの愛の拠り所をイエス・キリストに求める姿が描かれている。なんとこの3部作は、『パラダイス:愛』がカンヌ、『パラダイス:神』がヴェネチア、そして『パラダイス:希望』がベルリンと、世界三大映画祭の「コンペティション部門」に立て続けに出品されており、1作ごとに旋風を巻き起こして、『パラダイス:神』はヴェネチアで「審査員特別賞」を受賞。ペドロ・アルモドバルも2013年ベスト12の3位に『パラダイス:神』、4位に『パラダイス:愛』を挙げるほどお気に入りなのだとか。映画界だけでなく、「この漫画がすごい!2014」の6位には選ばれた、白泉社「花とゆめ」にて好評連載中の「ぽちゃまに」(原作:平野要)でも、主人公は、ぷにぷにの二の腕を持つ“ぽっちゃり女子”。コンプレックスを抱えた彼女が年下のイケメンに告白されたことから少しずつ自信を取り戻していく姿は、多くの女性の共感を呼んでいる。さらにオリコンが毎年年末に集計している「好きな女子アナランキング」では、2013年、その食べっぷりで人気を博している日本テレビの水卜麻美アナが、フジテレビのカトパンこと加藤綾子アナを抑えて1位に。 “ぽっちゃり系アナ”という新ジャンルをアピールする。 先日、米ゴールデングローブ賞で「助演女優賞」を獲得し、来週発表されるアカデミー賞で同賞にノミネートされている『アメリカン・ハッスル』のジェニファー・ローレンスも、劇中では肉感的なボディでクリスチャン・ベイルを翻弄。ダイエット嫌いでハンバーガーと揚げ物が大好きと公言する彼女は、「ハリウッドでは太っている部類に入るのよ(笑)」と自ら話している。すべてを包み込むような大らかさと、柔らかそうなマシュマロ肌が愛らしい“ぽっちゃり女子”たちは、日本だけでなく、世界でも注目の的のようだ。『パラダイス:愛』『パラダイス:神』『パラダイス:希望』(パラダイス3部作)はユーロスぺースほか全国にて順次公開中。
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