映画『ジャッジ!』の新成人を招待しての特別試写会が1月6日(月)に開催され、主演の妻夫木聡、永井聡監督らがサプライズで来場! 大人になるため(?)のアドバイスを送った。CMディレクターとして活躍する永井監督の初の長編映画となる本作。CM業界の祭典である国際広告祭を舞台に、社命によってあるCMを入選させようと奮闘するダメ広告マンの奮闘をユーモアたっぷりに描き出す。新成人たちにはあらかじめ“サプライズゲスト”が来場することは伝えてあり、映画の上映終了後、いったい誰が来るのかと期待が高まったが、そこに現れたのは国際広告祭の審査員役で出演する、日本在住のお笑い芸人チャド・マレーンとタレントのスチュアート・オー。場内はにわかにガッカリ感に包まれたが、そこにさらなるサプライズとして妻夫木さんと監督が登場すると、場内のテンションは一気にアップ。あちこちから「カッコいい!」と歓声が上がった。観客の反応の違いにチャドは怒り心頭。妻夫木さんを指し「なんでやねん! 『悪人』やぞ!」と怒りが収まらない様子で語るも、もはや負け犬の遠吠え。あえなくチャドとスチュアートは退場となった。この日のトークは会場の新成人を対象に事前に行ったアンケート結果について、“大人”の立場から妻夫木さんと監督がコメントするという形で進んだが、妻夫木さんは自らが出演する“大人エレベーター”の「サッポロ生ビール黒ラベル」CMに触れ、「僕は『大人とは?』とみんなに聞いてる立場なので…」とやや困惑気味。「社会に出てどんなスタンスで働きたいか?」という問いに対しては、「プライベートを犠牲にしてもバリバリ働きたい」という意見と、「休みがしっかりととれる環境が欲しい」という正反対の意見が拮抗する結果となった。妻夫木さんは「難しいですよね」とどちらの意見にも理解を示しつつ、自身が20歳の頃について「僕は『ウォーター・ボーイズ』をやってた頃でバリバリ働いてましたが、ホリプロからは大して給料をもらえず…」となぜか恨み節。また若い頃は「俳優やるなんてこれぽっちも思ってなかったし、それが夢というわけでもなかった。自分が『こうなる』と思っていまの状態になったわけじゃないし、夢なんてなかったから『夢を持て!』なんて言いたくない」と率直な思いを吐露。「でも、何かやらないと始まらないのが現状。やらなきゃ後悔するし、やって失敗しても後悔はないから。当たって砕けてほしい。あきらめない心を持って前進して!」とメッセージを送った。また、恋愛で相手に求めるものとして「癒し」という答えが圧倒的多数で1位を占めたが、妻夫木さんはこの結果に「老後か? なんでもう落ち着きたいの? もうちょっと刺激を求めろよ!」と安定志向の若者たちを叱咤!さらには「酒は呑んでも呑まれるな!」「20歳を過ぎると、ちゃんとしないと自分に返ってくるから!」と大人としてのの心構えを説き、新成人たちの門出を祝しエールを送った。『ジャッジ!』は1月11日(土)より全国にて公開。