オスカー・アイザック主演最新作『Inside Llewyn Davis』を手がけたジョエル&イーサン・コーエン兄弟が、再びミュージカル作品を新作で手がける計画のようだ。 60年代のグリニッジ・ヴィレッジにおけるフォーク・ミュージックシーンを描いた最新作『Inside Llewyn Davis』ではオスカーやキャリー・マリガンに加えて、ジャスティン・ティンバーレイクを起用するなど音楽色の強い作品を手がけたコーエン兄弟は現在、複数の新作プロジェクトを温めているようで、その中の1本で今度はオペラの世界を描くことになりそうだという。コーエン兄弟は「僕らが作り得る中で、今回の『Inside Llewyn Davis』はかなり完全なミュージカルに近い形の作品になったんじゃないかなって思うんだ」「もちろん今回の作品では、完全なミュージカル映画と同じくらいの音楽的要素は散りばめたつもりだよ」「ただ、ちょっとダンスが少ないかな。でも、今僕らが脚本を手がけている2つのうちの1つは、本質的にはミュージカルじゃないかもしれないけど、もっと伝統的なミュージック・ナンバーとみなしうる要素が入った作品なんだ。ミュージカル・コメディーなんだよ」と明かしている。そんな『Inside Llewyn Davis』は6日(現地時間)から先行上映が始まっており、20日から全米で公開予定だ。