ベン・スティラー(47)が監督業に専念するため俳優を辞める可能性があるそうだ。製作に3年間を費やした最新作『The Secret Life of Walter Mitty』(原題)ではタイトルロールを演じるなど長年コメディー俳優として活躍してきたベンだが、近年監督業でも名を馳せるようになり、俳優として銀幕に登場するのを辞めて、監督に専念することを検討していると今回明かした。「監督をやってると、俳優以上に自由を感じるんだ。だから監督という立場だと、俳優としての僕では制限されちゃうような作品でも自由に様々な作品が撮れるのさ」。
これまで『メリーに首ったけ』『ナイト・ミュージアム』『ミート・ザ・ペアレンツ』などコメディー演技で成功しつつ、『ズーランダー』『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』などの作品で監督としても成功を収めてきたベンだが、特に『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』の制作時には出演するパートよりも監督としての仕事に魅力を感じたと明かしている。ベンは「The Hollywood Reporter」誌に「『ウォルター・ミッティー』ではかなり演技と監督業を両立することができたんだ。でも、『トロピック・サンダー』のときはむしろ演技してないときの方が好きだったね。だって監督としてモニターの後ろに立って、他の俳優たちと一緒に仕事ができたからさ」と続けた。
《シネマカフェ編集部》