R2-D2が『Star Wars: Episode VII』(原題)に登場すると正式に発表された初めてのキャラクターになった。先週には、R2-D2がJ・J・エイブラムス監督、さらに男性2人と一緒に、英バッキンガムシャーのパインウッド・スタジオで写っている舞台裏写真がツイッター上に投稿され、R2-D2のカムバックがうわさされていたが、今回ディズニーがエピソード7にR2-D2が出演することを認めた。さらに今回、写真に写っていた男性2人は、ドロイドのR2-D2を実際に制作する世界的なクラブ「R2-D2ビルダーズ・クラブ」の会員である『スター・ウォーズ』の大ファンだというリー・トワージーさんとオリヴァー・スティープルズさんだと判明している。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディー社長直々の推薦で、なんとリーさんとオリヴァーさんは、パインウッド・スタジオでエピソード7の特殊メイクチームの一員として抜擢されており、2人はR2-D2の操作担当を任されることになるそうだ。オリヴァーさんは「StarWars.com」に「この夏にドイツで開催されたイベント『セレブレーション・ヨーロッパ』でR2-D2ビルダーズ・クラブのブースエリアにキャスリーン・ケネディーが立ち寄ってくれたことが全ての発端なんです。私達と一緒に写真撮影までしてくれて、私達が作ったドロイドを全て見てくれ、ベタ褒めしてくれたんです。それでケネディー社長に、半分冗談でR2-D2ビルダーズ・クラブのイギリス支部がもし必要があれば、エピソード7で制作のお手伝いが出来ますよって言ったんです。(製作総指揮の)ジェイソン・マクガトリンとエピソード7での仕事の契約を結べたのも、全てケネディー社長の推薦のおかげなんです」と語っている。イギリスの家電量販店カーリーズのCMのためにR2-D2の操作をスクリーン上ですでに手がけた経験があるというリーさんとオリヴァーさんの2人は、R2-D2を操作する上で機器のパーツや照明、電気機器など様々な要素が絡むことから、上手な操作には多くのチャレンジが伴うとしている。リーさんは「電機機器の整備面で更なる改良が欠かせません」と明かした。ただ、そんな大きなチャレンジを抱えながらも、長年大ファンだった『スター・ウォーズ』シリーズに実際に関わることができて、本当に光栄だとリーさんは話している。リーさんが「私達の身近でエピソード7の映画製作の全過程が進んでいることは本当に素晴らしいことです。いまの職場環境は本当に光栄なことです。絶対にあり得ないと思っていましたから」と感慨深げに話すと、オリヴァーさんも「夢が叶いましたね。でも、何百万という『スター・ウォーズ』ファンはもちろんのこと、世界中のR2-D2ビルダーの大きな期待に応えるためにも、頑張らないといけないと思います」と続けた。ただ、1977年の第1作目公開以降、全6作品でR2-D2を演じたケニー・ベイカーが実際に今回もR2-D2を演じるかどうかや、相棒のC-3POが登場するかどうかはまだ明らかにされていない。 そんな期待が高まる『Star Wars: Episode VII』(原題)は2015年12月18日に公開予定だ。