ベネディクト・カンバーバッチが、トム・ハーディに代わって新作『Everest』(原題)の主演候補に挙げられている。ウィキリークスを題材にした最新作『The Fifth Estate』(原題)の公開が海外で始まったばかりのベネディクトが、ソニー・ピクチャーズが製作を担当し、ダグ・リーマン監督がイギリスの登山家で1920年代にエベレスト登頂を目指したジョージ・マロリーの実話を映画化する本作で、当初主演候補に挙がっていたトムに代わって、最有力候補に挙げられているようだ。ただ、ソニーとダグの両者は、マロリー役、もしくはマロリーのライバルだったオーストラリアの登山家であるジョージ・フィンチ役の候補として、ベネディクトのほかにも、ジョエル・キナマン、ジェームズ・マカヴォイ、ヘンリー・カビル、ルーク・エヴァンス、ダン・スティーヴンス、マシュー・グード、ジム・スタージェス、トム・ヒドルストンなど旬の若手スター達の起用も検討しているそうだ。この新作映画では、1924年にジョージが挑み、結局行方不明となった後に遺体で発見されたエベレスト登山の挑戦を描いたジェフリー・アーチャーの2009年作「遥かなる未踏峰」を原作に、シェルドン・ターナーが脚本を執筆している。一方で、エベレストをテーマにした別の企画であるバルタザール・コルマウクル監督の最新作は、当初に共同スポンサーとなっていたエメット/フルラ・フィルムズが企画を降板したため、資金難となっている模様で、現在も新たな製作会社を探しているという。この作品は、1996年にエベレスト登頂を目指した登山隊の実話を基にしており、突然の雪嵐に襲われた登山隊が3つのグループに分かれ遭難し、8人の死者を出した惨事を描いた生還者のジョン・クラカワーによる「空へ―エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか」を原作にした映画化となる。現時点では、ジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホール、ジェイソン・クラーク、ジョン・ホークスらが出演予定で、メガホンを取るバルタザールは来月のクランクインを計画している。
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