今秋、自立系女子としては必見の映画が、相次いで公開される。そこでシネマカフェでは2作品の“格差恋愛”に注目。まず、亡くなって16年が経ったいまも、衰えぬ人気を誇る元英国皇太子妃の初の映画化『ダイアナ』。そして伝説的とも言えるTVドラマを日中合作で映画化した『101回目のプロポーズ~SAY YES~』だ。奇しくも、その共通点は“格差に燃える恋”。身分や収入、釣り合わないからこそ燃える恋がある…!?36歳の若さで不慮の死をとげた元英国皇太子妃ダイアナ(ナオミ・ワッツ)。20歳でのロイヤルウェディング、ふたりの王子を得て、幸せの絶頂を迎えるはずが、夫の不倫、王室との確執、マスコミとの攻防に傷つき疲れ果て、ついに離婚…。そんな、絶望の中で出逢ったのが、心臓外科医のハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)だった。彼に支えられ、本気で世界を変えようと地雷廃絶運動など支援活動に取り組み、自分の足で人生を歩くダイアナ。プライバシーなんて関係なし! の世界50億人が愛したプリンセスと、一介の心臓外科医は、マスコミに追いかけられながらも絆を深めていく。時には、ハスナットを車のバックシートに乗せてお持ち帰りしたり、変装をして会いに行ったり、恋に燃えるダイアナは、いままで味わったことのない経験とときめきを味わう。一方、99回目のお見合い失敗記録(?)を持つ、しがない内装業ホアン・ダー(ホアン・ボー)は、ある日、美しいチェリスト、イエ・シュン(リン・チーリン)に一目惚れ。その後も偶然の出会いが重なり、2人の仲は急接近。心の距離が次第に縮まっていくなか、ホアン・ダーは、結婚式の当日に交通事故でフィアンセが行方不明になってしまうという彼女の悲しい過去を知る…。ヒロインのイエ・シュンは大都会の上海で一流のチェリストとして活躍する才色兼備。豪奢な住まいを持ち、男に頼らず媚びず、愛人になれというパトロンの誘いも袖にして愛車のBMWにさっそうと乗り込む、まさに自立系女子。そんなパーフェクトな彼女が、お金もなく容姿もぱっとしない男と恋に落ちる。自立した女性が本当に欲しているもの、それは外見や肩書にはとらわれない“真実の愛”なのかもしれない。『ダイアナ』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。『101回目のプロポーズ~SAY YES~』は10月19日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。
Netflix、「ザ・クラウン」に「フィクション」の注意書き予定なし 文化相の要請受け入れず 2020.12.7 Mon 14:15 先週、イギリスのオリヴァー・ドーデン文化相が「Daily Mail」…