中島京子の直木賞受賞の同名小説を、巨匠・山田洋次監督が映画化した『小さいおうち』のポスタービジュアルが到着。“小さいおうち”に閉じ込められた恋の秘密を思わせる、可愛らしくも意味深な画像がお披露目となった。昭和初期、東京郊外に佇む赤い屋根の家で奉公する女中タキ(黒木華)が見た、若く美しい奥様・時子(松たか子)を取り巻く、ある“恋愛事件”。本作は、そのとき、タキが封印した“秘密”が、60年の歳月を超えて紐解かれていく、切なくもミステリアスな物語だ。これまで、50年以上にわたって“家族の絆”を描いてきた山田監督が、82作目となる本作で初めて描くのは、“家族の秘密”。家族の温かさを見つめてきた山田監督は、本作で人間の心のさらに深い奥底に分け入り、その隠された裏側までも解き明かしていく。そんな本作の初公開となったポスタービジュアルは、物語の舞台でもある昭和初期の、可愛らしくも、どこか懐かしさを感じる雰囲気に仕上がっているが、訳ありげな松さんと、封印された“秘密”を覗き込んでいるかような黒木さんの表情が、とても対照的に表されている。さらに、赤い屋根の家のイラストは、原作本「小さいおうち」の装画を担当した、イラストレーター・いとう瞳さんが、本作のために描き下ろしたもの。原作と映画をつなぐ“小さいおうち”のイラストが、お洒落で美しい“昭和モダン”に華をそえ、この“おうち”で過ごした日々に隠された“秘密”を、いっそう浮き彫りにさせている。『小さいおうち』は1月25日(土)より全国にて公開。