アデルが銀幕でダスティ・スプリングフィールドを演じるための交渉中だ。アデルが故ダスティを演じる方向の新作映画では、人気ドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のデヴィッド・ステンが脚本執筆を担当するとうわさされている。さらに、2014年の末から2015年の初頭にかけて撮影が開始される可能性があるようだ。ある関係者は「The Daily Mirror」紙に「とあるプロジェクトがあります。アデルが関わっているのは本当です。ただ、企画進展の初期段階なんですよ」と明かした。アデルは以前にも、自らの音楽の最大の影響者のひとりとしてダスティを挙げていたほどだが、ニコール・キッドマンもイギリス人ソウル歌手として活躍したダスティを演じたいと名乗り出ていることから、役柄獲得を巡って競争を繰り広げる必要に迫られることになる。また、アデルは今後、脚本にゴーサインを出して、本作への出演に全面的に取り組むためにスケジュールを空けることが必要になるが、アデルの広報担当者はこのうわさに対してコメントを避けている状態だ。現在25歳のアデルは、パートナーのサイモン・コネッキーとの間に生後11か月となる息子のアンジェロを出産するなど、2年間の活動休止期間を取っていたが、来年にもニューアルバムのリリースがうわさされている。そんな本作は、アトランティック・レコードと契約を結び、最大のヒット曲でもある「プリーチャー・マン」を生んだ名盤「ダスティ・イン・メンフィス」をレコーディングするためにテネシー州メンフィスに移住した1968年頃の音楽活動上の転換期にいたダスティを描き出すことになるという。さらに、映画スタジオ側が作品の脚本にゴーサインを出した場合、ロンドンを拠点にする映画製作会社ワーキング・タイトルが、デヴィッドの執筆した脚本の獲得競争に参入するものとうわさされている。