エレン・ペイジが新作スパイ・アクション『Queen & Country』(原題)への出演に向けて交渉中だ。『JUNO/ジュノ』での好演が光ったエレンは、グレッグ・ルッカ原作による人気コミックを20世紀フォックスが映画化する本作への出演オファーを受けているという。本作は、若きイギリス人スパイである主人公タラ・チェイスがテロリストの計画を阻止しようと奔走するものの、それと同時に自身のアイデンティティーが危機に陥ってしまって、自らの内なる闘いとも対峙せざるを得なくなるというストーリーだ。「Variety」誌によると、フォックス側はこれまでにも自社や傘下にあるフォックス・サーチライト・ピクチャーズが製作する映画作品に出演を重ねてきたエレンを主役に迎えて、本作をマット・デイモン主演で人気を博した『ボーン』シリーズ3部作のようにシリーズ化したいと希望しているようだ。2007年公開の『JUNO/ジュノ』でオスカー候補に選ばれて一躍スターとなったエレンは、それ以降多くの名監督からラブコールを受けており、2009年のドリュー・バリモアの長編映画監督デビュー作『ローラーガールズ・ダイアリー』や2010年のクリストファー・ノーラン監督作『インセプション』にも出演を果たしている上、最近では新作『The East』(原題)にも出演している。そんなエレンの次回作はフォックス製作の新作『X-Men: Days of Future Past』(原題)で、2006年公開の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』に引き続きキティ・プライド役を続投することになっている。