さて、今年のオープニングを飾るのは、世界の機密情報をウェブ公開する「ウィキリークス」の創始者、ジュリアン・アサンジ氏と彼を巡る実話を題材にした『The Fifth Estate』(原題)です。アサンジ氏をクールに演じるのは、いまをときめくベネディクト・ガンバーバッチ。本作以外にも、ブラッド・ピッドが製作に名を連ねる『12 Years a Slave』(原題)やメリル・ストリープ&ジュリア・ロバーツ共演の『August:Osage County』(原題)など、多くの出演映画が出品されているため、レッドカーペットにも一度と言わず数回登場してくれるといいですね。
また、俳優としてだけでなく監督として名を連ねるスターたちも続々です。『マン・オブ・スティール』ならぬ、カンフーを題材にしたキアヌ・リーヴスの初監督作『Man of Tai Chi』(原題)や、マルチな才能を発揮するジェームズ・フランコの『Child of God』(原題)、マイク・マイヤーズによる伝記ドキュメンタリー『Supermensch The Legend of Shep Gordon』(原題)などなど。そして、私が一番気になるのは、スカーレット・ヨハンソンをヒロインに迎えたジョセフ・ゴードン=レヴィット初の長編監督作『Don Johns』(原題)。劇中では、『(500)日のサマー』とは180度ちがう、筋肉ムキムキの肉食プレイボーイを自ら演じているのですが、スカヨハ演じるロマンス好き女子との恋模様、掛け合いが気になるラブコメです。観客の反応やいかに、気になるところ。