人気TVアニメの待望の実写版となる『ガッチャマン』初日舞台挨拶に松坂桃李、綾野剛ら“ガッチャマン”メンバーに加え中村獅童、岸谷五朗といった脇を固める俳優陣も参戦し、松坂さんら主要メンバーを喰いそうな勢いで大暴れ! 映画の船出を大いに盛り上げた。本作の舞台挨拶では、登壇陣は全員、最初に「ガッチャマン」とタイトルをコールしてから挨拶を開始することがなぜかルール化されていたが、ガッチャマンたちを率いる南部博士を演じた岸谷さんは、さすが原作アニメ世代とあって、ノリノリで「ガッチャマ~ン!」とあの有名な主題歌を歌うかのような口調でコール!一方、ガッチャマンの難敵・イリヤを演じた獅童さんは、劇中の低い声の重苦しい口調とは180度正反対の軽すぎるアイドルのような口調で挨拶し、初っ端から観客の心をがっちりと鷲掴みにする。獅童さんはそのノリノリの口調のまま「僕はね、ちっちゃい頃から『ガッチャマン』を見てたから、松坂桃李くんが(リーダーの)大鷲の健の役と聞いて『じゃあ僕はコンドルのジョーか』と思ってたら、全然違いました(笑)」と告白。御年48の岸谷さんも、最初に本作のオファーが来たとき「僕も一瞬、ほんの一瞬だけ、コンマ4秒くらいですが『どのガッチャマンだろう?』と思った(笑)」と明かし、さらに「気づいたら、原作アニメの南部博士よりも年上でした」と語り、会場の笑いを誘っていた。実際にジョーを演じた綾野さんは、撮影の初日に「獅童さんから『おい剛、ジョーの役、代われよ』と言われた」と役の交換を持ちかけられたとか! 撮影現場同様、この日の舞台挨拶でも発揮された獅童さん、岸谷さんの存在感にタジタジ。「やっぱり先輩、持ってるわ(笑)。パワーあり過ぎてとてもかなわない!」と人気絶頂の綾野さんも暴走する先輩たちにはお手上げのようだった。『ガッチャマン』は全国東宝系にて公開中。