パリを拠点に、最高級の料理とおもてなしで訪れるグルマンたちを魅了してきた「ドミニク・ブシェ」が、パリ本店の雰囲気とエスプリを反映した新店を9月4日(水)に東京・銀座にグランドオープンする。ミシュランの星が期待される名店が海外初進出で日本に上陸するとあって、美食家を始め、巷で話題をさらっている。「レストラン ドミニク・ブシェ」は、B1Fにカフェ空間として一日中利用できるオールデイダイニングを設置。B2Fがランチ、ディナーを提供するレストランとなっている。レストランのコンセプトは、“シンプルでシック”。パリ店と同様、ブシェ氏が好きなアートやオブジェを飾りつけ、カトラリーには、有田焼のカマチ陶舗のモダンな食器類を取り揃えた。またカーテンで仕切ることができるセミ・プライベート・スペースも用意され、極上の料理を食すのに最適なリラックス感漂う空間を演出している。ランチは5,500円から、ディナーは1万円から。B1Fのカフェは「ドミニク・ルーム」と名付けられ、ランチは、3,500円からのコースを用意。そしてここでのおすすめは、シャンパーニュタイムの「アペリティフ・ディナトワール(食事を兼ねたアペリティフタイム)」といって、シャンパンと5種類のタパス(2,900円)を提供する新スタイルを打ち出す。オーナーシェフであるドミニク・ブシェ氏は、1952年フランス、シャラント地方生まれ。幼いころから「料理人」を目指し、13歳になるといくつかのレストランで見習いを始めたが、74年に転機が訪れ、ジョエル・ロブション氏に見い出され、その後スー・シェフにまで昇進した。数々の名だたるミシュラン星レストランを経て、2002年にレジオン・ドヌールを受勲。ほかシュヴァリエ国家功労賞を受賞するなど、料理人としてこれ以上にないほどの輝かしいキャリアを積みあげてきた。現在、パリ8区に店を構える「ドミニク・ブシェ」は、ミシュランの星を獲得している。今回、東京に進出するにあたり、ブシェ氏は次のようにコメントを発表。「30年来、第二の祖国として親しんできた日本での開店は、大いなるチャレンジであると同時に、長年の夢の実現でもあります。」また“料理のインスピレーションは、人との出会いの瞬間に閃く。日常のちょっとした人との関わりにインスパイアされる”という氏は、「『仔羊の7時間とろとろ煮込み』や『ピエ・ド・コション』など、一見なじみのない料理であっても、どこか母親の味を思い出す。そんな心に響く味わいをお届けしたい。」と抱負を語った。ドミンク・ブシェが届ける、温故知新のエスプリをひそませたフレンチがいよいよオープンだ。定休日は日・月曜日。アクセスは、東京メトロ「銀座駅」各線 A5出口より徒歩5分。