昨年開催されたロンドン五輪の開会式で、ダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドの代役としてオリンピック会場にパラシュート降下する荒業を披露したスタントマンのマーク・サットンさんが死亡した。14日(現地時間)の午前、スイスとフランスの国境近くの町・マルティニーでエクストリームスポーツの1つ、ウィング・ダイビングを楽しんでいたマークさんは、空中を落下中に誤って山の尾根に激突し、その衝撃により死亡したと言われているが、その事故の原因はまだ明らかになっていない。過去にイギリス陸軍グルカ・ライフル連隊にも所属していたマークさんは、世界トップ20のウィング・ダイバーとして招待され、ウイングスーツを着て高所から飛び降りる今回のイベントに参加していた。マークさんの訃報を受けて、ロンドン五輪の開会式でボンドと一緒にパラシュート落下するエリザベス女王に扮した同じくスタントマンのゲリー・コネリーさんは「ジャンパーのみんな、安全第一だよ。自分の限界とロケーションをしっかり知った上で賢い選択を。愛する人に自分のストーリーを語るために生きないと」とツイートしている。マークさんが活躍したロンドン五輪の開会式は世界中で何十億もの観客が視聴していて、英BBCでも最高記録に並ぶ視聴率を打ち立てたほどの成功を収めていた。
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