『タクシードライバー』などの名作を手がけたマーティン・スコセッシが製作総指揮、主演に名優ロバート・デ・ニーロが、そして『レオン』『グラン・ブルー』で知られるリュック・ベッソン監督新作映画『マラヴィータ』が、11月、日本で公開されることが決まった。本作の主人公は、フランス・ノルマンディ地方の田舎町に引っ越してきたブレイク一家である。彼らは一見ごく普通のアメリカ人だが、実はとてつもない秘密を持っていた。あるじのフレッド・ブレイクは泣く子も黙る元マフィア。家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名で世界各地の隠れ家を転々としてきたのだ。そんなワケあり一家はノルマンディのコミュニティに溶け込もうとするが、かんしゃく持ちのフレッドは事あるごとに昔の血が騒ぐ。また妻マギーとふたりの子どもも行く先々でトラブルを起こしてしまう。やがてフレッドに積年の恨みを抱くマフィアのドンが、彼の居場所を突き止めて殺し屋軍団を現地に派遣。かくして“ファミリー”VS“ファミリー”の壮絶なバトルの火蓋が切られるのだった……。『真夜中のピアニスト』の名脚本家トニーノ・ブナキスタの小説『マラヴィータ(隣のマフィア)』を自ら脚色し、映画化に挑んだベッソン監督が、米仏のカルチャーギャップを巧みに織り交ぜ、ブレイク一家の波乱に満ちた異国での潜伏ライフを描く本作。アル・カポネ風の“怒れる元マフィア”フレッドに扮したデ・ニーロが哀愁漂うパパの顔も演じ分け、フレッドの妻マギーにはミシェル・ファイファー。一家を監視するFBI捜査官スタンスフィールドにトミー・リー・ジョーンズ、フレッドの娘ベルにはテレビシリーズ『glee/グリー』のクイン役でブレイクしたディアナ・アグロンを配した。本作の見どころは、まるでマフィアのような“ファミリー”が本物のマフィアに立ち向かうスリルとユーモアだ。特にブレイク一家が“ファミリー”の絆を試されるクライマックスでは、豪快なスペクタクルとアクションが炸裂する。またスコセッシ&デ・ニーロの傑作マフィア映画『グッドフェローズ』を引用したユーモラスなシーンもファンにとってはワクワクものだ。 『マラヴィータ』は11月よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。
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