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マーティン・スコセッシ監督のフランク・シナトラの伝記映画&遠藤周作原作「イエスの生涯」映画版の撮影が延期に

マーティン・スコセッシ監督が今年中に連続で撮影予定だった遠藤周作の「イエスの生涯」を原作とした映画と、フランク・シナトラの伝記映画の製作に遅れが出ているという。

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マーティン・スコセッシ監督 Photo by Andreas Rentz/Getty Images
マーティン・スコセッシ監督 Photo by Andreas Rentz/Getty Images
  • マーティン・スコセッシ監督 Photo by Andreas Rentz/Getty Images
  • マーティン・スコセッシ監督&レオナルド・ディカプリオ Photo by Michael Kovac/WireImage

マーティン・スコセッシ監督が今年中に連続で撮影予定だった遠藤周作の「イエスの生涯」を原作とした映画と、フランク・シナトラの伝記映画の製作に遅れが出ているという。「Variety」誌によると、どちらも年内には撮影が行われない模様。

予定では2つのプロジェクトのうち、映画版「イエスの生涯」の製作が最初に行われるはずだった。関係者によれば現在も開発は続いており、マーティン・スコセッシ監督は本作の製作に注力して独自に資金調達を行っているとのこと。キャストは正式に発表されていないが、マーティン・スコセッシ監督が同じく遠藤周作の作品を映画化した『沈黙 -サイレンス-』の主演アンドリュー・ガーフィールドが出演するとうわさされている。

フランク・シナトラの伝記映画は、マーティン・スコセッシ監督が2009年から温めてきた企画だ。業界人たちも心待ちにしている作品であり、今年11月に製作開始予定だったが、8月中旬に関係者にキャンセルの知らせが通知された。新たな日程は決まっていないという。

キャストにはフランク・シナトラ役にマーティン・スコセッシ監督作の常連レオナルド・ディカプリオ、2番目の妻エヴァ・ガードナー役にジェニファー・ローレンスの名が挙がっている。本作の遅れに関しては、フランク・シナトラの遺産を管理している次女ティナの映画化に対する許可が下りていないことも一因のようだ。

ファンは81歳と高齢のマーティン・スコセッシ監督の新作2本の製作に遅れが出ていることを不安視しており、体調を気遣う声や「1本だけでも進みますように」と願う声を上げている。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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