日本のアニメ史上に輝く巨匠・松本零士の原作をフルCGアニメーションで映画化した『キャプテンハーロック』が、第70回ヴェネチア国際映画祭に特別招待されることが決定。それにあわせて、声優を務めた小栗旬と三浦春馬が本作について語る特別映像が到着した。破壊の化身か、最後の救世主か、広域指名手配犯・宇宙海賊キャプテンハーロック。大戦中の英雄にして政府に反旗を翻す、全宇宙の敵といわれる男。政府よりハーロック暗殺命令を受けた青年ヤマは、海賊船アルカディア号に乗組員を装い潜入するが、ハーロックに近づくにつれ、彼の目的とアルカディア号の正体、そして地球に隠された真実を知ることになる。終焉の時代、人類の未来を賭けた戦いが今、始まる---。これまで数多くの日本映画が参加し、好評を博してきたヴェネチア国際映画祭。2年前には、古谷実原作・園子温監督の『ヒミズ』に主演した染谷将太と二階堂ふみが最優秀新人俳優賞「マルチェロ・マストロヤンニ賞」をダブル受賞したことも記憶に新しい。今回の本作では、映画祭側から「内容にも胸を打たれたが、アクションがものすごい! ぜひ3D上映をしてほしい」と熱望され、急遽イタリア語字幕版の制作が決定。『アバター』のジェームズ・キャメロン監督からも「3Dが上がったらすぐに見せてほしい」と熱烈なラブコールが届くなど、世界中から本作に対する注目度は高く、76の国と地域からオファーが殺到している。特別招待を受けて、“宇宙海賊キャプテンハーロック”の声を担当した小栗旬は、「とても興奮しております。ヴェネチアの地から、ハーロックが世界という海へ船出できる事をとても嬉しく思っております」とコメント。また、青年ヤマ役で声優初挑戦となった三浦春馬も、「とても嬉しく光栄で。制作スタッフの底知れぬ努力と技術があったからこその出展だと思います。この作品が世界に衝撃と興奮を届けられることは間違いないと思っています」と語り、そろって喜びを口にした。さらに、“キャプテンハーロック”の生みの親であり、原作総設定の松本零士は、「素晴らしい映像で甦ったハーロックが、世界のみなさんにこの作品を観ていただけることが楽しみです。これを機会にもっと先を目指して頑張ります」と、巨匠も製作意欲も刺激されたようだ。荒牧伸志監督は、「歴史ある美しい街、ヴェネチアで最初に『キャプテンハーロック』を見てもらえるなんて、これ以上ない喜びです。イタリアにもハーロックの熱心なファンが多いと聞いていますので、皆さんの反応が楽しみです」と語った。早速、3Dで本作を鑑賞したキャメロン監督にも「もはやこれは伝説だ。神話のように想像力にあふれ、壮大なスペクタクルと、今まで見たことのない映像がここにある」と太鼓判を押された本作。まずは小栗さん、三浦さんが語る特別映像で、その魅力に触れてみて。『キャプテンハーロック』は9月7日(土)より全国にて公開。