今年、鳥山明の「ドラゴンボール」、松本零士の「宇宙海賊キャプテンハーロック」がそれぞれ原作者を制作陣に迎えて映画化しヒットを生み出してきた東映が、再び伝説のアニメを映画化することが明らかとなった。そのタイトルの名は大ヒット作「聖闘士星矢」。原作者・車田正美の熱血画道40周年を記念しての製作となる。「聖闘士(セイント)」「聖衣(クロス)」「小宇宙(コスモ)」などギリシア神話に由来したファンタジックな設定や星座をモチーフにしたストーリーで少年少女の心を掴み、いまなお多くのファンに愛される本シリーズ。「ペガサス流星拳」や「アンドロメダ星雲(ネビュラ)」など聖闘士の個性的な必殺技が多くのファンに根強く愛され、80年代後半を代表する名作となった。原作コミックスの世界累計発行部数は3,440万部、さらにTVアニメはフランスやイタリア、ブラジルなど世界80か国以上で放映されるなど海外からも大きな支持を得ている。前劇場版から10年の時を経て映画化される今回は、数あるエピソードの中でも一番の人気を誇る「聖域十二宮編」が描かる。さらに、「星矢伝説はここから始まった」とコメントを寄せる原作者の車田氏が自ら総指揮をとり、「TIGER&BUNNY」「黒執事」などで知られるさとうけいいちが監督を務め、最新の映像技術を駆使して「聖闘士星矢」をスクリーンに蘇らせることとなる。松本零士の『キャプテンハーロック』を始め、先週末より公開され初日から2日間で興行収入4億円を突破した『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』、ロングランヒットを記録中の『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、不動の人気を誇る『劇場版 ONE PIECE』シリーズに、年を追うごとに興行収入を更新し続ける『劇場版 名探偵コナン』シリーズなど近年、ジブリやディズニー作品以外にも映画界を賑わせている“劇場版アニメ”作品たち。ボイスキャストは、『キャプテンハーロック』のように小栗旬や三浦春馬らのようなイケメン俳優を起用することになるのか、プロ声優なのか? 本作がフルCGで描かれることになるのか? などなど、これから更なる注目を集める作品となりそうだ。『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』は2014年初夏、全国にて公開。