7月20日(土)に公開され、土日の2日間で興行収入約9億6,000万円を記録し、公開4日目には動員100万人を突破し大ヒットを記録している宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』。このほど世界三大映画祭の中で最も歴史のあるヴェネチア国際映画祭「コンペティション部門」に出品されることが決定した。本作は、宮崎駿監督が初めて自作で「泣いてしまった」という、大人のラブストーリーを描いた本作。物語は、実在したゼロ戦の設計者・堀越二郎と同時代に生きた文学者・堀辰雄を掛け合わせた主人公・二郎の物語を描く。スタジオジブリ作品としては、2004年の第61回では宮崎駿監督『ハウルの動く城』が「コンペティション部門」に選出、宮崎監督とスタジオジブリに対して「オゼッラ賞」が授与され、翌年の第62回には“優れた作品を生み出し続けている監督”として、宮崎駿監督が「栄誉金獅子賞」を受賞。2006年の第63回では息子・宮崎吾朗の監督デビュー作『ゲド戦記』が特別招待作品として公式上映され、2008年にも宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が「コンペティション部門」に選出され「ミンモ・ロッテラ財団賞」を受賞しており、今回で宮崎駿監督としては3度目、スタジオジブリとしては4度目の出品となる。今回の出品決定に、宮崎駿監督は「(ヴェネツィアの)リド島はとてもすきな島です。今回は映画祭に参加できません。イタロ・カプローニさん(『風立ちぬ』に登場するカプローニおじさんのお孫さん)にお会いできなくて残念です」と無念のコメントを寄せている。『風立ちぬ』は全国東宝系にて公開中。
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