洗練された大人のライフスタイルにフィットするハイセンスなカフェや一流レストランがひしめく表参道。8月1日(木)、フレンチの巨匠として名高いミシュラン三ツ星シェフ、ピエール・ガニェール氏の愛弟子、入江誠シェフが自身初の高級フレンチレストランを表参道・南青山に開業する。入江シェフは、日本で石鍋裕が率いるクイーン・アリスへ入店後に渡仏し、パリの三ツ星「ルカ・キャルトン」を皮きりに、「ラ・コート・ドール」(ブルゴーニュ)や「ル・ジャルダン・デ・サンス」(モンペリエ)、「ル・プリ・ニース・パセダ」(マルセイユ)と5軒の三ツ星レストランを含む計7店の名だたたるレストランで修業を積み、帰国後はピエール・ガニェール日本初進出店「ピエール・ガニェール・ア・東京」にてミシュラン二ツ星を獲得した実力の持ち主だ。入江シェフが料理人として20年間をかけ培ったエスプリ全てを詰め込み、満を持してオープンする店の名は「レストラン イリエ ル ジョワイユー」(東京都港区南青山5-5-4 ルーチェ南青山2F)だ。その名付け親はピエール・ガニェール氏で、“ジョワイユー(幸福)を届けるレストラン”という意味が込められている。ピエール・ガニェール氏と言えば、“厨房のピカソ”とも呼ばれ、前衛的でアーティスティックなスタイルのモダンフレンチで知られる。入江シェフもまた、味と香りもさることながら、見た目の優美さで「記憶に残る料理」を生み出すシェフのひとりだ。画家クロード・モネを好む入江シェフは、四季折々の草花のうつろいなど、自然美からインスピレーションを受け、それを料理で表現する。また「お皿がキャンパスなら空間はギャラリー」と話す入江シェフ。店内の装飾は極力排して、まさにギャラリーを思わせる白を基調としたシンプルながら居心地のよい空間を作りだした。席数は個室1部屋を含む38席で、コース料理(4,200円~/ランチ、12,600円~/ディナー・サービス料金10%別途)のみを提供する。どんな料理が登場するのかはまだ未公表だが、世界最高峰のフレンチレストランの流れをくむシェフによる新レストラン開業に、業界内外から大きな期待が寄せられている。