ディズニーの名作アニメ『ジャングル・ブック』が実写版でリメイクされることになった。ディズニーのリブート版『海底二万哩』でも脚本を手がけているジャスティン・マークスが本作でも脚本家として起用されたと「The Hollywood Reporter」が伝えている。リメイク版『ジャングル・ブック』は現時点では初期段階のプロジェクトでプロデューサーも決定していない状態だが、すでにディズニー側は監督の人選を始めている。ラドヤード・キップリング原作の1894年の短編小説集を基にした今回の実写映画化作品では、インドを舞台に密林の中で狼たちに育てられた少年モーグリが熊のバルーや黒ヒョウのバギーラたちと絆を深めていく様を描くことになる。ディズニーが1967年に公開したアニメ版『ジャングル・ブック』は、製作中にこの世を去ったウォルト・ディズニーの最後のプロデュース作品となった。ただ、現在『ジャングル・ブック』の映画化を企画しているのはディズニーだけでなく、ワーナー・ブラザースもモーグリを主人公にしたストーリーで映画化に取り掛かっているようだ。ここへきてライバルスタジオ2社が製作に乗り出した背景には、ラドヤードの原作小説がすでに著作権の保護対象から外れたために映画化が可能になった経緯がある。(C) Getty Images