アシュトン・カッチャーは、あるイギリスの床屋で8ポンド(約1,200円)のヘアカットにチップも渡さなかったそうだ。床屋のジム・クレイトンさんは、南西イングランドのサマセットにあるブリッジウォーターという小さな町のその格安散髪屋にアシュトンがミラ・クニスと共に訪れ、10ポンド札での支払いの際にチップもくれなかったことに驚きを隠せなかったようだ。ミラ出演の新作SFスリラー『Jupiter Ascending』(原題)の撮影のため同地に滞在していたミラとアシュトンは閉店15分前に同店に現れ、アシュトンのカットのために営業時間を延長してあげたにもかかわらず、ジムさんのその親切心に対する感謝のしるしもなかったという。「ミラが私に10ポンド(約1,500円)を渡したのでお釣りを返しました。でも彼女はチップさえもくれませんでしたよ」。そんなジムさんは2人が有名人だということに気付いていなかったそうで、2人がカリフォルニアのロサンゼルス在住だということ以外会話をしようとしなかったと話している。「アシュトンはほとんど口を開きませんでしたが、ミラは私の飼い犬のベイリーを膝に乗せていました。ミラは私の犬たちがとても気に入ったようでしたが、会話はあまりはずみませんでしたね。私は出身地を聞かれて、彼らは2人ともロサンゼルスから来たと言っていました。でも何をしているのかは話したがりませんでしたね」。その後帰宅したジムさんは、アシュトンとミラが町にいたらしいと妻から聞いて初めて、全てがつながったのだそうだ。「妻に2人の写真をパソコンで見せてくれと頼んだんです。そうしたらすぐに分かりましたよ。私は(ミラ出演の)『テッド』を2週間ほど前に観たばかりだったのに、彼女に気付かないなんておかしいですよね」「それが分かったときには、2人にもう少しゼロを足して請求すればよかった、なんて思いましたよ! セレブをカットしたことなんてありませんでしたし、ブリッジウォーターに有名人はめったに来ないですからね」と語った。(C) Getty Images