ジャッキー・チェンが自身の生涯を舞台ミュージカル化するようだ。ジャッキーは今回、1998年に出版した伝記「I AM JACKIE CHAN ―僕はジャッキー・チェン 初めて語られる香港帝王の素顔」を舞台用のミュージカル作品にし、自身もナレーションを担当すると発表した。11日(現地時間)にニューヨークで開かれた記者会見でジャッキーは「いまちょうどこのミュージカルの演出監督を探している最中なんだ」と進捗状況を明かした。香港で過ごした幼少期から京劇学院の「七小福」に参加していた青春時代を経て、当時カンフー界の伝説であったブルース・リーを越えようと奮闘した駆け出しの頃を回想した内容になるという。以前からジャッキーはミュージカルのファンだと公言していて、特に1965年に公開されたミュージカル映画の傑作でジュリー・アンドリュースとクリストファー・プラマーが共演した「サウンド・オブ・ミュージック」がお気に入りだと話していた。「僕は『サウンド・オブ・ミュージック』が大好きなんだ。小さいときに見たから英語なんてちっとも分からなかったけど、それでも全部見たんだよ」。現在では香港とハリウッドを股にかけ大成功を収めているジャッキーは先週、ロサンゼルスのチャイニーズ・シアターで手形と足形を残している。1997年にも手形を残すセレモニーに参加していたが、その後ジャッキーのプレートが行方不明となっていた経緯があった。また、ニューヨーク・アジア映画祭でもジャッキーは功労賞を獲得したばかりだ。(C) Getty Images