愛らしいネズミを主人公とした絵本「フレデリック」や、小学校の教科書で読んだことのある人も多いであろう、小さな魚たちのお話「スイミー」。繊細かつカラフルな絵で小さな主人公たちを描いた作家、「レオ・レオニ 絵本のしごと」が6月22日(土)より渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。レオ・レオニはオランダに生まれ、イタリアでグラフィック・デザイナーとしてアートの世界でキャリアをスタート。移住先のアメリカで画家、彫刻家としても活動の幅を広げながら、49歳のときに絵本の世界へと足を踏み入れた。以来、1999年に亡くなるまでに40冊近い絵本を世に送り出し、日本でもその多くが翻訳出版されている。「自分は一体何者なのか」、「自分らしく生きる」――彼が生涯追い求めたという“自分探し”や“個性”にまつわるテーマは、繰り返し絵本の中に登場し、シンプルだけど温かみのある絵と共に、読む者に静かに訴えかける。本展ではレオニの遺族とアメリカのエリック・カール絵本美術館から、絵本原画約100点と油彩や版画、彫刻、資料約30点を展示。この夏休み、お子さまと一緒に訪れては? いまなお世界中で愛されている作家の世界観と絵本のパワーを、美術館という空間で確かめてみて。レオ・レオニ 絵本のしごと開催期間:6月22日(土)~8月4日(日)開催期間中無休場所:Bunkamura ザ・ミュージアム 渋谷・東急本店横