2013年8月10日(土)~10月27日(日)に開催される「あいちトリエンナーレ2013」において、参加作家であるヤノベケンジの新プロジェクト「太陽の結婚式」が愛知芸術文化センター10階 愛知県美術館にて催される。そして現在、会期中に結婚式を挙げるカップルを募集している。本プロジェクトでは、東日本大震災を機に“希望、再生、復活”をテーマに制作した新作の胸像「ウルトラ・サン・チャイルド」を中心に、煌びやかな亀型のシャンデリアが幻想的なインスタレーション「ファンタスマゴリア」、「クイーン・マンマ」など、ヤノベケンジを代表する作品群を展示。さらに、美術館の中に教会を制作し、挙式を希望するカップルが実際に結婚式も執り行う予定だ。また、ビートたけし氏のデッサンを元に新たに制作したステンドグラスが教会の正面入口を彩る。まさに結婚式を盛大におこなうことで知られる名古屋らしく、“愛を知る”あいちトリエンナーレでしかできない壮大で絢爛なこのプロジェクト。ヤノベケンジ氏は、本プロジェクトについて、あいちトリエンナーレ2013で結婚式を行うことは、それはそもそも神や宗教の伝達装置としての教会に始まり、そこから派生し分離していった美術や美術館から、美の起源に遡る行為でもある、と語る。結婚式募集期間は、2013年5月13日(月)~10月13日(日)まで。参加資格は、結婚式を挙げる予定のカップルで、ブライダル会社の提示した契約書に同意できる方。入籍、未入籍問わず、年齢制限ない。結婚式の開催日程は、会期中のカップルが希望する日時となる。挙式時間は1時間。大聖堂には、神像をイメージした最新作「ウルトラ・サン・チャイルド」が登場し、さまざまな動物の形に掘られた参列椅子に座り、ここを訪れる誰もが新郎新婦を祝福することができる。未だかつてない形での挙式スタイルになることは言うまでもない。どんなカップルがどんな結婚式を挙げるのか、今後のニュースに注目したい。申込み先:ブライズ・ビレッジ/太陽の結婚式窓口 052-209-9055