5月25日(土)より渋谷ユーロスペースで安藤尋監督の新作『夜の途中』が公開されています。インタビュー中の「緊張しちゃって…」は監督に会うと、です。初めて主演で撮って頂いた監督。それはなんか緊張します、というかピッとします。現場意外の場所だとお互い照れくさいね、なんて言いながら。映画の話をしました。今日27日(月)、夜九時の回上映後に安藤監督と一緒に舞台挨拶をする予定です。今まで、私自身に似た部分の多い役を当てられることが多かったから『夜の途中』が出来上がってスクリーンで観た時に自分とまるで違う人で、嬉しかった。自分と….あるいは毎日私に期待される“自分”と。でも彼女の外のどろどろと 私の中のどろどろを均したら同じ、人なのかもしれない。未歩は未だ歩けない人なのか未来を歩む人なのか。そんな話をしながら、本読みをしました。未歩は女優志望の女の子。ある日後輩に自分は夢を諦めると告げられる。未歩は自分のこと、なんとなく続いていた彼との関係性を考えはじめる。罪悪感が無かったわけじゃない。大好きだけど好きじゃいけない彼。映画的行為“脱出”物語の最初と最後で 何が大きく変わる話じゃありません。でもすこし、ほんのすこし外に出られるのかな この子はこの暗転のあとにちょっと先に進むだろうかそういう静かな映画です。音楽は『M/OTHER』の鈴木治行さん。橋口亮輔監督(『ハッシュ』、『ぐるりのこと』)の『ゼンタイ』、緒方明監督の(『死刑台のエレベータ』)『風にも石にもなれない』と併せてそれぞれの新作オムニバスになっています。是非劇場に観に要らして下さい^^『夜の途中』(2013年)---------------------------------------------------監督:安藤尋主演:玄里、奈良卓也脚本・撮影・編集:伊藤裕満 録音・整音:根本飛鳥 助監督・制作:玉澤恭平 監督助手・制作:成田啓吾*2013年5月25日(土)より渋谷ユーロスペース、大阪シネ・ヌーヴォにて順次公開