大ヒット上映中のサスペンス映画『藁の楯 わらのたて』。5月20日22:30(現地時間)、現在開催中の第66回カンヌ国際映画祭のメイン会場となるグランド・ルミエール劇場にて、主演の大沢たかお、松嶋菜々子、三池崇史監督がレッドカーペット&公式上映&会見に出席した。 被害者の遺族により莫大な懸賞金が掛けられた殺人事件・清丸(藤原竜也)の容疑者を九州から警視庁へと移送する任務を負ったSPたち。“人間のクズ”を命を懸けて守らなくてはならない葛藤、裏切りや陰謀を孕んだ苦難の戦いを描き出す。本作で、命を懸けて“人間のクズ”と呼ばれる男(=清丸)の“楯”となる警視庁警備部のSP・銘苅(大沢さん)を演じた大沢さんはブラックのタキシード&オールバックでまさに正装といった出で立ちで登場。同じくSPとして“楯”となる白岩を演じた松嶋さんは、晴れやかなカンヌの空をイメージさせる水色の「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」のドレスで出席し、会場の熱い視線を釘付けにした。2人がカンヌを訪れるのは、共演したTVドラマ「劇的紀行 深夜特急」(テレビ朝日)を撮影した97年以来、16年ぶり。カンヌ国際映画祭に参加するのは初。「自分がまだフワフワしていて、分からないままここに来たという状態です(笑)」(大沢さん)、「私もあっという間にレッドカーペットが終わってしまった印象です」(松嶋さん)と、さすがの2人も世界中から注目を集める大舞台に緊張していたようだ。会場内では集まった2,000人の観客、外ではチケットを求めて彷徨う人々も現れるなど、海を越えても話題作であることを証明した。本作を鑑賞した海外マスコミ陣からは「ハリウッド・リメイクされそうな作品」、「モラルを考えさせられる」といった声が。さらには公式上映日である20日の「Hollywood Reporter」紙、「SCREEN」誌の表紙を『藁の楯 わらのたて』が飾るなど、最高賞となる「パルム・ドール」への期待が大いに高まっている。『藁の楯 わらのたて』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。「第66回カンヌ国際映画祭」は5月26日(現地時間)まで開催。