H&Mが本国スウェーデンのオリンピック代表チームのユニフォームを手掛けることになった。スウェーデン発の同ブランドは今回、2014年ソチ冬季五輪と2016年リオデジャネイロ五輪のいずれも開会式と閉会式でスウェーデン代表選手団が着用する衣装をデザインするために、同国のオリンピックとパラリンピックの両委員会と4年間の契約を結んだ。H&Mのデザインチームを率いるアン・ソフィー・ヨハンソンは「H&Mにとって、来るソチとリオの五輪に向けてスウェーデンのオリンピック代表選手とパラリンピック代表選手のためにデザインを手掛けることができるなんて非常に光栄です」「デザインはスポーツとファッションを全く新しい手法で融合させたものになり、スウェーデンの伝統を誇るようなコレクションになるでしょう」と抱負を語った。さらに、開会式と閉会式で着用される衣装をデザインするほかにもH&Mは、選手村で選手たちが息抜きやトレーニングの際に着るウェアもデザインすることになっている。また、スウェーデンのオリンピックに出場するスター選手達も選手としての「知識と経験」を活かして、H&Mと共に新しいスポーツウェアのデザイン過程に協力することとなり、今後世界中の店舗で販売される予定だ。昨年のロンドン五輪の際には、ファッションデザイナーのステラ・マッカートニーがイギリス代表選手団のユニフォームを手掛け、その働きを評価されて英エリザベス女王から大英帝国勲章(OBE)を授与されている。(C) Getty Images