ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」 -(C)「イタズラなKiss~Love in TOKYO」製作委員会※写真は左から山田裕貴、未来穂香、古川雄輝
3月29日からフジテレビTWOにて放送の始まったドラマ『イタズラなKiss~Love in TOKYO』が、米国に向けた異例の展開をスタートする。米国・ニューヨークの動画配信会社DramaFeverが、本作のビデオ・オン・デマンド権を獲得、米国のユーザーに向けて配信を開始する。 まず、4月12日にすでに国内放映済の1話と2話、17日に3話、19日に4話の配信をスタートする。この配信は日本でのテレビ放映直後となり、同日中に日本と同じエピソードが米国で鑑賞可能となる。 日本のテレビ番組はアニメシリーズの海外向け配信は多いが、実写ドラマはほとんどない。とりわけ同日配信は極めて異例だ。
『イタズラなKiss~Love in TOKYO』は、多田かおるさんの人気マンガ『イタズラなKiss』を原作としている。日本だけでなく、海外でも人気が高い。これまでに1996年に国内でテレビドラマ化されたほか、台湾、韓国でも独自にドラマ化された。 今回は、ヒロイン琴子に未来穂香さん、直樹役に古川雄輝さんとフレッシュな顔ぶれが話題を呼んでいる。作品の人気の高さが海外にも広がったかたちだ。
米国向けの配信を担当するDramaFeverは、アジアのテレビドラマを得意としている。すでに韓国版の『イタズラなKiss』を成功させた経験がある。英語版が発売されている原作も、米国で人気が高い。米国図書館協会(ALA)ヤングアダルト図書館サービス部会(YALSA)は、本書をティーン世代向けの推薦図書にするなど評価も高い。 そうした背景が今回の決定につながった。本作は「MISCHIEVOUS KISS:LOVE IN TOKYO」とタイトルして、英語字幕で配信する。日本のテレビ番組の新たな挑戦として注目を集めそうだ。