WOWOWシネマで放送中の「W座からの招待状」がテレビの枠を飛び出し、全国で無料上映会を開催する「旅するW座」。今回でその第3弾となる上映作品に『イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国』に決定した。「旅するW座」は全国の単館系劇場を応援するために、放送作家の小山薫堂とイラストレーターでエッセイストの安西水丸が案内人を務めるWOWOWシネマの「W座からの招待状」から誕生した企画。海外で上映されたばかりの日本未公開作品を全国の5つの劇場にて、WOWOWでの放送に先駆けて無料上映する。記念すべき第1作目は「第64回カンヌ国際映画祭」のクロージング作品となったカトリーヌ・ドヌーヴ主演の『愛のあしあと』。第2弾は『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたヘレン・ミレン主演の『エメランスの扉』。そして今回、第3弾に決定したのが、『イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国』だ。『イヤー・オブ・ザ・スネーク 第四の帝国』は、『THE WAVE ウェイヴ』、『ブラッディ・パーティ』など衝撃作を世に送り出してきた鬼才デニス・ガンゼル監督が、『ラン・ローラ・ラン』、『es〔エス〕』のモーリッツ・ブライブトロイを主演に迎えたドイツ発の重厚なサスペンス・アクション。モスクワで仕事をしていたドイツ人ジャーナリストが、地下鉄の爆弾テロに遭遇。目を覚ますと、爆弾テロ犯の濡れ衣を着せられ刑務所に。やがて父親がロシア政府の陰謀を負っていたことを知る、というストーリーだ。ハリウッド映画のような派手さはなくとも、世界では上質な映画がたくさん作られている。“ミニシアター”と呼ばれる単館系の劇場が、独自に世界の名作を厳選して上映してきたが、最近ではシネコンの人気が強く、元気を失い気味。そんな中、WOWOW自らが応援隊長として名乗りを上げ、しかも気前よく無料で上映を始めた。映画ファンには嬉しい限りのこの企画。ぜひこの企画を、あなたも自分だけの名作を見つける“映画の旅”へのきっかけにしてみては?「旅するW座」上映劇場スケジュール一覧・シネマテークたかさき(群馬):4月19日(金)、26日(金)・進富座(三重):5月10日(金)、17日(金)・パルシネマしんこうえん(兵庫):5月24日(金)、31日(金)・シネモンド(石川):6月7日(金)、14日(金)・本渡第一劇場(熊本):6月21日(金)、28日(金)*すべて夜の回にて無料上映。全5劇場10回公演。