江戸時代末期。武士・早坂憲吾は、幕府にそむいて流刑となり、極寒の佐渡島へと流される。そして、憲吾は、「火付けの罪」という身に覚えのない罪で、同じ流人船に乗り合わせた女たちと共に生活を送っていた吉原の女郎・お雪と出会う。憲吾とお雪の二人は間もなく愛し合うようになり、お雪は憲吾の子供を身ごもる…。
映画の本場ハリウッドの制作現場で学び、最新の特殊機械=特機を送り込んだ日本映画界における特機のパイオニア的存在・軽部進一監督の処女作『赦免花』が3月16日(土)よりテアトル新宿にて公開となる。また、井筒和幸監督作品(『パッチギ!』、『黄金を抱いて翔べ』)にて特機指導を行うなど、特機監督として有名監督と数々の日本映画の第一線の現場を共に歩んできた。今回新しく生み出した撮影技法「4シーンワンカット」など様々な特機技法に挑戦し、時代劇映画を見慣れた者にこそ驚きを与える日本映画の新たな表現に成功している。舞台を中心にマルチに活躍中の市瀬秀和を始めとし、竹中直人、竹内力、片岡愛之助といった豪華実力派俳優が脇を固める本作。こちらの公開に先駆けて『赦免花』劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント。

(C)「赦免花」 製作委員会