3度のアカデミー賞に輝く監督・脚本家のオリバー・ストーンが、ドン・ウィンズロウのベストセラー小説を映画化した『野蛮なやつら/SAVAGES』。3月8日(金)の公開を前に、ピリピリムードの特別映像が公開された。平和主義の植物学者ベン(アーロン・テイラー・ジョンソン)と、元傭兵のチョン(テイラー・キッチュ)の若手実業家の2人は、極上の大麻を栽培して大成功を収め、共通の恋人・オフィーリア(ブレイク・ライブリー)とラグーナ・ビーチで穏やかな生活を送っていた。しかしメキシコの麻薬組織バハ・カルテルからの誘いを断ったことで事態は一変。カルテルに最愛のオフィーリアを誘拐された2人は、危険な戦いを挑むことになる。スティーブン・キングも激賞したベストセラー小説の映画化に乗り出したのは、『ウォール・ストリート』のオリバー・ストーン監督。近年は社会的なテーマを描いた作品が目立つが、本作では『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を思わせるエッジーでオフビートな個性が炸裂している。となれば、主人公の3人も個性的。インテリのベンを演じるのは、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でのジョン・レノン役や、『キック・アス』で注目を集めたアーロン・テイラー・ジョンソン。クールでマッチョなチョンには、『バトルシップ』、『ジョン・カーター』と大作が続くテイラー・キッチュ。そしてこのイケメン2人を同時に彼氏にしてしまうオフィーリアを演じるのは、「ゴシップ・ガール」シリーズのセリーナ役で知られるブレイク・ライブリーだ。さらにはジョン・トラボルタ、サルマ・ハエック、ベニチオ・デル・トロなど、ひと癖もふた癖もある強烈な俳優たちが脇を固めている。今回、公開となった特報映像では、バックスクリーンに映画のワンシーンがそれぞれ映し出される中、ベンが本作監督のオリバー・ストーンに尋問されている姿が収められている。チョンやオフィーリアとの関係、麻薬栽培について余裕で応えていたベンだが、オフィーリアを助けるために犯した犯罪について触れられると、次第に冷静さを失いイライラしてきた様子。彼女を自由にしたくないのかと言われ、「余計なお世話だ」と怒りを顕にしている。果たして、ベンがオフィーリアを助けるためにしてしまった野蛮な行動とは…? その真実はぜひ劇場で確かめてみてほしい。『野蛮なやつら/SAVAGES』は、3月8日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(C) Universal Pictures