ベン・ウィショーが、24作目となる『007』シリーズ最新作の撮影は2014年初頭にも開始されると仄めかした。シリーズ23作目となる『007 スカイフォール』で英国諜報部の兵器開発課チーフ・Qを演じたベンは今回、およそ10か月後に次回作の撮影が始まるためキャスト陣が再集結するだろうと明かしている。BANGショービズのインタビューで、『007 スカイフォール』公開後にジェームズ・ボンドを演じたダニエル・クレイグと連絡を取っているかと尋ねられると、ベンは「いや、ダニエルとは話してないよ。たぶん僕達はだいたい10か月後くらいにはまた一緒に撮影に戻るって分かってるからじゃないかな…どうだろう。そうだといいね!」と語った。さらに、『007 スカイフォール』で監督を務めたサム・メンデスが次回作でもメガホンを取りたいかについて「75%は確実」だと報じられたことについて、ベンは是非とも次回作でもサムが手掛けて欲しいと話し、また自身のQ役がより重要な役柄になることを願っているという。18日(現地時間)にロンドンのカーゾン・メイフェア・シネマで開かれた『クラウド アトラス』の試写会の際にベンは「サムが次回作に戻ってきてくれるといいな! 本当にそう願うよ。それにQの出番がもっと多いとなおさらいいね!」と話した。先日開催された英国アカデミー賞(BAFTA)で最優秀イギリス映画賞を獲得し、イギリス国内においては史上最高の興行成績を収めているにも関わらず、アワードシーズンの現在、国際的にはノミネートが少ない『007 スカイフォール』だが、ベンはその事実に失望してはいないようで、そもそもアカデミー賞で同作のような超大作が主要な賞を獲得することは期待していなかったようだ。「僕が思うに、どっちにしろこういう作品って滅多にオスカーでは評価されないんだよ。だから驚かないよ。もちろん残念ではあるけど、オスカーの力を借りなくても十分素晴らしい作品だからね」。また、『007 スカイフォール』を除けばベンにとって昨年撮影した作品の中でのハイライトは、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァが手掛けたSF超大作『クラウド アトラス』だという。ベンは興奮気味に「とにかく素晴らしかったよ。監督のトムやラナ、アンディたちと一緒に仕事するのは楽しかったね。それに出演キャスト陣も素晴らしい顔ぶれだったし、脚本も最高さ。全ては原作者のデヴィッド・ミッチェルの頭の中から展開したストーリーだよ。驚くほどスゴイんだから!」と語った。日本でも3月15日(金)に公開予定の『クラウド アトラス』だが、試写会のレッドカーペットにはベンのほかにもヒュー・グラント、ジム・ブロードベント、ジェームズ・ダーシー、ジム・スタージェスなど共演者たちが顔を揃えていた。
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