渋谷シネマヴェーラでやっていた「90年代バイオレンス映画特集」私は3本観に行きました!石井隆監督『GONIN』と北野武監督『3-4×10』それから細野辰興監督『シャブ極道』1996年製作の映画ですが20年弱たったいま、この題名をつけて世に出すことすら不可能な気がします。全力でふざけてて、でもそう例えば今村昌平監督『復讐するは我にあり』のマグマのようなエネルギーが渦巻いてる。主演の役所広司さんが「シャブは世界を救うんやあ!」というとなんとも憎めないスケール感があるんですね。題名とは裏腹にキュートな映画です。これ位やってくれなくちゃ、という期待を裏切らない。劇場は爆笑の渦でした。幸運にも、『シャブ極道』を観た次の週細野監督とお会いできました。なんと昔は今村組にいらっしゃったそうです。あのスクリーンに蠢いているエネルギー。生んでるのか破壊してるのかわからなくなるような創造。やっぱりねーと超納得しました!監督:細野辰興 出演:役所広司、早乙女愛、渡辺正行