毎年アカデミー賞授賞式の後にスターたちが向かうの各所で行われるアフター・パーティ。アカデミーが主催する公式のアフター・パーティ「ガヴァナーズ・ボール」や「VANITY FAIR」誌主催のパーティが人気だが、今年はガヴァナーズ・ボール会場でトラブルが発生した。『ブレードランナー』('82)『追いつめられて』('87)などで80年代に活躍した女優のショーン・ヤングが会場外で警備に当たっていた男性と言い争いになり、彼を殴ったとして逮捕されたのだ。2万ドルの保釈金を支払って留置場を出た直後、ショーンは「私は(入場者の)列のそばにいただけで、誰にも迷惑をかけていませんでした」と「People.com」の取材にコメントした。最初に事件を報じたゴシップ・サイト「TMZ.com」によると、ショーンは別の警備員に取り押さえられ、警察の到着まで拘束されたという。ショーンはパーティの入場チケットは所持しておらず、会場前にいたのは、パーティ招待者と写真を撮り、自身のFacebookのページに載せたかったからだと話している。「彼らに『駄目です。出てください』と言われたので、帰ろうとしていたところを腕をつかまれ、引きずられたのよ。それで腕を振り払おうとして彼に当たってしまったんです」。悪いのは自分ではなく、セキュリティの方だと主張するショーンは「セキュリティの人たちには公式に謝罪をしてもらいたいです」と言い、彼女の拘束を指示した映画芸術科学アカデミーの弁護士にも謝罪を要求している。映画芸術科学アカデミー側は「ガヴァナーズ・ボール会場前でヤングさんとトラブルがあったのは事実ですが、彼女を告発したのはアカデミーではありません」とコメントしている。特集:第84回アカデミー賞http://www.cinemacafe.net/special/oscar2012/© ロイター/AFLO